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朝川その2…命を賭けた渡河

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「ひとごとを しげみ こちたみ おのがよに いまだわたらぬ あさかわわたる」

但馬皇女のこの詠を、或る現代語訳では

「人のうわさがひどいので夜のうちにあなたに逢いに行ったのだが、生まれてこのかた渡ったことのない朝の川をいま渡っている」。
とされているが、わたしにはあまり良い解釈ではないように思われる。

私なら、こう解釈する…
「わたしたちのことをいろいろ噂しているようだが、思わば思え、
想い決して今、未明のうちに私はあなたのもとへ命がけで朝川を渡るのだ…」
「今まで人目ははばかって渡ったことのない朝の川を愛ゆえにいま公然と渡っている」という女の深い決意とほとばしるような情熱を表現している。
それかあらぬか、この皇女は早くになくなっている。

詠者の但馬皇女(たぢまのひめみこ)は高市皇子(たけちのみこ)に所有されていたが、ひそかに穂積皇子(ほづみのみこ)を愛して、このような歌を詠んだ。当時としても当然許されない恋(高市から見れば姦通)であったのだろう。

梅原猛『水底の歌』では、但馬の皇女は多分、朝川を渡ったのだろう、と書いている。
それは、この歌の詞書に
「但馬皇女、高市皇子の宮に在ます時、ひそかに穂積皇子に接ひて、事すでにあらわれて作りましし御歌一首」
と書かれているからである。
私たちのある情景を暗示しているともとれる…。
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