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ひつじは吉兆である

yellowSheep
今日は「黄色い羊」は幸運のしるしの話です。
或る眠れない夜、古い書庫の底から
出来るだけむつかしい本を取り出した。

長谷川滋成『難字と難訓』講談社/昭和63年。
23年まえの‘現代新書’である。

この本は「畏」や「鬱」や「怨」など
難字を取り上げ、
出典を駆けめぐって解説しているが、
独特の文体で深~く読ませる。
丸谷才一や養老孟司氏の文体に似て
隙がない。
まず web ではわたしのブログ以外では
ひとつもヒットしない語り口だろう。

この本の後半「衣食住具」のくくりに
『竈』(かまど)の項があり、
そこに「黄色のひつじ」が登場する。

まず
ここでは「かま」と読める字を挙げ、
四番目に、「竈」:かまど、音は「ソウ」
上に釜(かま)・なべを掛けて煮炊きをする設備…と書いて
かまどの変遷を解説し、
その余談として

「宣帝の時、
陰子方なるものは、
至孝にして仁恩あり。
臘日(旧暦12月8日)
晨(あした)に炊げば、
竈の神形見る(かまのかみあらわる)。
子方は再拝して慶びを受く。
家に黄なる羊有りて、
因りて以って之を祀(まつ)る。
是より以後、
暴か(にわか)に巨富に至る。
……
故に後、常に臘日を以って竈を祀り、
黄なる羊を薦(すす)む」

『後漢書/陰興伝』

つまり「陰子方」なる者の立志伝であるが、
別の項には

 「陰子方は宣帝の世に至孝・仁恩を讃えられ、黄羊を竈神に祀って顕現があってより栄え、700余頃の田地を有して“富は邦君に斉し”と称され、これより臘日には竈を祀って黄羊を供るようになった」とあり、この「薦める」は多分、竈の神に供えたものだろう。

さすれば後漢の時代に「黄色い羊」がいたことになる。
そしてこれを敬い祀れば「巨富に至る」のである。
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