大阪城にこだまする外国語

昨日、全国的に列島は大雪だったようだ。
ぼた雪が一面に積もりかけるのを見て思い立ち、
雪景色を撮りに、急きょ車に飛び乗った。
目指すは大阪城…。多分樹木も雪をかぶり、意外に
面白い風景が撮れるかも…と子供のように意気込んで
勇躍デジカメをかかえて走ったのである。
…
道中もぼた雪は激しく降り続き、あちこちで渋滞している。
坂を避けて何とか上の宮台地に到着…
いつもの公園ひがし側に駐車し、車外に出ると、ずぼりと
足がめりこんで、靴が見えない。8センチほどの積雪だ。
ウオーキングシューズに履き替えて、新雪を踏みしめ
慎重に天守閣方面へ…。
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みどりの松にかむった雪が何とも幻想的な風景を見せる。
しかし撮影してみても、その「緑」が写りこまない。
明るさが足りないのだ。
いかにカールツアイス2.0でも色が出ないのは仕方がない。
それでも30カットほど撮り、やっとたどり着いた堀端から
石垣ごしに天守閣を遠望した。
これがその写真だが、降る雪が画面に写りこんで、
なんの写真かわからなくなった。
…
この撮影行の途中、城内でたくさんの観光客に出会った。
じゃんじゃん降る雪をものともせず、ファミリー連れや
カップル、はては団体さんなどが行きかう。
そういえば、今日は三連休の始めの土曜日…。
観光客は雪だといって予定変更はできないやね、
まあ、無理もないか…と何とも思わなかった。
しかし、ちょっと様子がヘンなのである。
…
何がヘンかといって、この観光客さんはほとんどが外国人
なのだ。
しかも、驚いたことに圧倒的に中国語が多い。
時には英語や韓国語の人にも行きあうが少数で、
日本語を聞くのはきわめて少なかった。
タバコをすいたくなって入った売店のおばさんの
かけ声を聞いて「あ、やっぱり日本なんだ」と思ったくらい
といえば誇張になるかもしれないが…。
そういう錯覚を招くくらいの希少さだった。
…
そうか、中国の人たちは日本に観光旅行に来られるくらい
景気がいいのだなあと実感した。
…
あすは「日本のワーキングプア」について書いてみる
つもりである。
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