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むっとして 戻れば庭に…

むっとして

先週、森の仕事に関して、ちょっとムッとしたことがあった。
…メールで宵子ちゃんとやりとりしつつ
そういえば「むっとして」は漱石の好きな言葉だったなと思いめぐらしてみる。

『猫』には、こんなくだりがあった
とおもいあたった。


理学士・寒月が「首くくり説」の講演練習をする情景…

「さていよいよ本題に入りまして弁じます」
「弁じますなんか講釈師の云い草だ。演舌家はもっと上品な詞(ことば)を使って貰いたいね」と迷亭先生また交(ま)ぜ返す。
「弁じますが下品なら何と云ったらいいでしょう」と寒月君は少々むっとした調子で問いかける。
「迷亭のは聴いているのか、交(ま)ぜ返しているのか判然しない。寒月君そんな弥次馬(やじうま)に構わず、さっさとやるが好い」と主人はなるべく早く難関を切り抜けようとする。
「むっとして弁じましたる柳かな、かね」
と迷亭はあいかわらず飄然(ひょうぜん)たる事を云う。
寒月は思わず吹き出す。

この「むっとして弁じましたる柳かな」に岩波版で注があり、
大島蓼太という俳人の句に、

「むつとして もどれば庭に柳かな」
というのがあり、迷亭がそれをもじって洒落たものか…
と注釈していた。

すると、この「むっとして…」というのはかなり有名なフレーズらしい。
思うに漱石もこの元の蓼太の句を知っておったということで、
和漢に通じていた博学ぶりがしのばれる…。

ちなみに、この同じ句を座右の銘にしていた偉人もいたようだ。
のちに大老となって安政の大獄で辣腕を振るい、
桜田門外の変で暗殺された井伊 直弼(いい なおすけ)が
彦根城下「埋木舎」で勉学に励んでいたころ、
腹が立ちそうになると、
この句を常に読み、
こころを落ちつけるよすがにしたと伝えられている。
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こんばんは~
コメありがとうございました~
なんか‥勉強になりました^^
この系統‥ウトイので‥
なんか‥元気なさそうなコメでしたが‥大丈夫ですか???
元気だしてくださいね^^

ほんとに出入りが激しい

時代の進み具合が
早すぎて
就いていけないのですかねv-208
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 …漢字では「唯一無二」…これを横文字では ” yuiits " と略す
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