無菌の友達

午後3時の習慣になったチコの社会見学
無心にスズメに餌をやっていたら、チコにともだちができた。
…
「公園デビュー」したばかりのような女の子
ちゃんと歩いているけど、ときどきケツまづいてバッタリこける。
でもへえへえと笑っているから、なかなかの大物とみた。
まわりを見渡しても母親らしき人影が見えない…。
と…、遠くの樹の影からママさんがちらっと出てきた。
ほそおもての若いおかあさんで、おもむろに近寄ってきて黙って微笑している。
「あんまり構わない」「遠くから注意深く見ている」
そういう風に思えて好感がもてた。
近くへ来て話しても言葉すくなで、親しげでもなく又なれなれしくもなく、さりげない態度が印象的だった。
1歳半だという女の子は、
公園に咲いているクローバーの花を摘んできて
チコにさしのべた。
そして、チコの冷たい鼻をさわって「きゃはは」と笑った。
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