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生き残るのは…


このような餌のやり方では圧倒的にスズメに軍配が上がる。
まず動態視力がハトとは比較にならないほどすぐれている。
 パンチップスを放ると、その落下途中で空中キャッチできるほど素早い。
つまり私の手から離れる瞬間から獲物のえがく放物線を予測し、そこへ飛んでいく動態視力と反射神経を持っているのがよくわかる。
 これに比べてハトは実に鈍重で、目の前にチップスが落ちてはじめて、くちばしを出すくらいだから、勝負にならないのである。
 というわけでほとんどのチップスはスズメ軍団が頂戴することになる。
中にはそれが口惜しいとばかりにスズメをつつくハトが現れたりする始末。
 …
 この二つの群れを眺めていると、過日、山の相棒と森で交わした会話を思い出す。
 「よいこちゃんは旦那さんと日頃アドレナリンが出るような会話してるの?」
むには’やじきた道中’の相方を ’よいこちゃん’と呼んでいる。 
 「だってもう7年も一緒なんで、最近はまるで空気みたいなもん…です」
 「ふうん、それはもったいない…」
 「どうしたらアドレナリンが出るような話ができるんですか?」
 「まあ、それは夫婦の機微にふれることだけにね…」
 「先輩として教えてくれてもいいじゃありませんか」
と苦沙弥先生の細君のような言い方で来る。
 とっさに2~3たとえ話が浮かんだが、
いまの親しさで、若い女性に言ってもいい話かどうか
迷ったので言葉を呑みこんだ。
会話はそこでとぎれた。

 昨日あらためて思いだして、その話のつづきを持ち出してみた。
 「調べたら ’アドレナリン’ってのは
闘争か逃走か (fight-or-flight)のホルモンと呼ばれるんだってね
ファイトオアフライトなんてゴロ合わせみたいだけど…」
 「ファイトは何となく分かるけど ’フライト’って何ですの?」
 「まあ、逃走とか退避というような…」
 「へえ、逃げるなんて意味もあるんだ。
スポーツする時とか喧嘩するような時に出るものだと思ってたけど
逃げたいときにも出るんですね…」
 「’むに’も知らなかったけど、
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スズメのアドレナリン

雀のアドレナリン
 井伏鱒二の名文から

 中込君はプラスチック製の蓋のついた容器や丼鉢や小皿など、お盆に載せて来て卓袱台の上に並べた。それから容器のプラスチック製の蓋を、乾いた音がするやうに手荒く開けた。
「この音で、やっこさん、たまりかねて飛んできます。」
 雀は卓袱台の上に飛んで来て、前のめりになりかけたが辛くも踏みとどまった。
「どっこいしょ」と中込君が梃子入れの聲をかけた。いつも朝晩の食事のときは、卓袱台の上を歩き廻ってお相伴にあづかってゐるそうだ。 … … … … 『中込君の雀』

 この文は丸谷才一著『文章読本』で見つけたワンセンテンスだが、中込君が飼っている雀の仔の一情景を描いたものだ。
 「前のめりになりかけたが辛くも踏みとどまった」という表現が、仔すずめのかわいい動作をひとことで言いつくしていて素晴らしい…。
 わたしも物書きのはしくれとして、何とか簡潔で達意の文章を書きたいと思っているが、この随筆の先達には遠く及ばないと天をあおぐ…。

 ところで今日は「雀のアドレナリン」について書いてみようと思う。
 御用とオヒマのあるかたは…

 時間ができると近くの公園へ猫を連れて散歩に出る。
 といっても猫は何かの拍子にいったんパニくると意想外の行動に出るので、猫ケージに入れたままベンチに腰掛けてスズメやハトにパン屑をやるのを見学させる…という散歩とはいえない猫散歩である。
 マンション猫は終日 "はこ" の中に居るのでストレスが溜まるか、と勝手に思っての連れ出しというわけだ。 

 食パン一枚と決めて、指でつまめるほどの小片を空中に投げる。
 するとたちまちハトとスズメが20羽づつくらい集まってくる。ご常連というわけだ。
ハトはあつかましく手の届く目の前まで寄ってくるが、スズメは用心深く鳩のむこうに控えて、じっとこちらの手の動きを注視している。

この項つづく

石榴の割れ目

石榴
ざくろの実は美しい…。
 新御堂のファーブルで思い出したが、
 かつて或る一流ホテルの名物フロントさん(女性)は500人からのお客さんの顔と名前を記憶したという(帝国ホテルだったか?)。
こういう人はまさに記憶の達人だろうが、`muniむに' は人後に落ちず、人の「名前と顔」が覚えられない部類に属する。
それでも、前々職でマンション管理人の名前と顔を約1500人ほど憶えたことがある。それは毎年2回はマンションへ訪問するからで、名前ばかりか、その管理人の勤務態勢まで即答できた。
 わたしの記憶のコツは、アナロジーを活用すること。
アナロジーは養老孟司氏の本によく出てくる言葉で「類推」とか「連想」という意味。要するに、おぼえたい人の特徴をなにかに連想して、自分なりに「あだ名」をつけることである…。
 こうすることで記憶は確実に強化される…

 たとえば、冒頭の「柘榴」の写真は、その割れ目の美しさから或る女性アナウンサーに「ザクロちゃん」というアダナを進呈した。(美香さんゴメン)
 この美香さんの口元はどことなくザクロの割れ目を連想させる。とくに歯を見せて笑うと八重歯がくっきりと美しい。
 某国営放送のお天気お姉さん/半井小絵さんには「キリンちゃん」と命名した(失礼)。

 今年度、森林保護員に採用されたわたしの相棒は …。
年齢は私の半分とは行かないが、二女とおなじくらい…、当然のことながら、体力と脚力は完全に反比例している。
 そこで `むに' は、このペアを「弥次喜多道中」とネーミングした。
弥次さん喜多さんは男同士なのでドンピシャとはいかないが、どことなくユーモラスな語感がよい。

ざくろの口
この口は石榴を連想させる

かってに著莪れ…

著莪
 いま箕面の山では 'シャガ’が咲き誇っている。
もう、この山では三度目の出逢いになる…。
 或る晩、
「この 'シャガ’を漢字ではどう書くか」と
嫁に聞いたら
「あんた漢字先生でしょ」と軽くいなされた。

 別の日、おなじような場面で
「ハーブの ’セイジ ’って漢字でどう書くの?」と聞いたら
「 ’せいじ’は多分 ’sage’ じゃない…」とおしえてくれた。

 一瞬『猫』の苦沙味先生と奥方の会話を思い出した。
 明治のむかしでも平成のいまでも
古びた夫婦の団欒というのは 
こういう頓珍漢なやりとりで流れていくのだろうか。
 漱石の場合はアラフォ~の日常であり
こっちはアラカンの退屈きわまるひとときではあるが。

  ‘muniむに' は学校一回生の頃、
必修に「英会話」と「体育」があった。
その双方とも見事におっことした苦い経験がある。
とくに面白いのが「会話」である。
第一回目の授業…。
外人教師がなにか話しだすやいなや、学生側から
得意満面でべらべらしゃべりだす連中がいる…。
(多分高校時代ESSだった人達だろう)
この光景を見て、
 ‘muniむに' は考えた。
こりゃツイテいけんわ…つまり慨嘆と落胆を同時に感じたわけだ。
次回より1年間自主休講(つまり欠席)
たった一回の出席だけで、結果、単位を棒に振ったわけである。
思えば…
若気のいたりで、彼らを「エッサッサ」と陰口し、
「ここは日本やで~。しゃべるくらいだったら1年もアメリカに住んだら
あほでもちょんでも、猫でも喋れるで~~」
なんて悪態を(ひとりごとだが…)つくほど馬鹿でした。
 つまり英会話オンチ、英会話攘夷論者だったわけである。
こんな英会話アレルギーの ‘muniむに' が
どうして当時、受験勉強では英語レベルが
かなり高かったその学校にパスしたのか…
それが未だに謎である。

 こういったバックグラウンドの反動かどうか解らないが、
10年ほど前、漢字検定の「準一級」をとった。

 それに比べて夫婦別姓の嫁は
なんとフレキシブルなあたまを持っているのだろう…。
 おそるべし…


シャガ(射干、著莪、学名:Iris japonica)は、アヤメ科アヤメ属の多年草。
 学名の種小名は japonica(「日本の」という意味) であるが、中国原産でかなり古くに日本に入ってきたものと考えられている。したがって、人為的影響の少ない自然林内にはあまり出現しない。スギ植林の林下に見られる場所などは、かつては人間が住んでいた場所である可能性が高い。そういう場所には、チャノキなども見られることが多い。

ガントリのいる風景


 Ruukさんの続編
 かつて書いたように彼は森林保護員の先輩である。
詳しい経歴は存じないが、森林巡視のあいだに交わした会話から
察するに、船舶関係の仕事を長年つとめたらしく
輸出入やコンテナの知識もなかなかのもの…。
 かと思えば植物のことはもちろん、
森の動物や虫についてもカブトムシからふんころがしまで
殆ど知らないことはないだろう。
 かつて東南アジアの密林で野宿して放浪したこともあるとか。
まるで大岡昇平「野火」の主人公はだしの経験もすごい。
聞けば、どんなゲジゲジや毒虫がいるところでも
平気で熟睡できるそうだ。

 そこで彼の風貌と来ると
これがむくつけき野人かと思いきや、
どうしてどうして…
中肉中背、脚は長いし物腰は俊敏
眉目秀麗、まつ毛長く、涼しげなまなざし…
鼻すじはぴりりと通っており、まるで歌舞伎役者を見るよう。
つまり一見すれば
どこか洗練されたアーバンライナーの雰囲気が
匂って来る感じ…。

ネットにも強く、ヤフオクに精通し、
何ヶ国語かを解読する。
そこでわたしは彼に「新御堂のファーブル」という尊称を捧げたい。

最後に、いちばん印象に残っている彼の言葉
 「なにごともあきらめたらおしまい。歳なんか関係ないですよ」

カミネッコンって…?

記念に
大きくなれ
カミネッコン

この可愛い女の子が持っている六角形の鉢が「カミネッコン」
 一枚の段ボールを組み立てて鉢のかたちにし、隙間に新聞紙を入れ、そこへどんぐりから発芽して育てた木の苗を…。
…you…さんから教わったところによると、苗木につけるリボンは

   クヌギはピンク。
   コナラは黄色いリボン。
   だそうです。

 たくさんのどんぐりは思い思いのリボンを誇らしくつけてもらって、森へ帰って行きました。

 5月9日、五月晴れの空の下、苗木を育ててきた市民たちが参加して植樹祭が行なわれました。箕面国有林での里山再生プロジェクトは、林野庁近畿中国森林管理局などが呼びかけ、これまで、市内の幼稚園や小学校の子どもたち、住民の参加型で行なわれてきました。生態系のかく乱を防ぐために、箕面山周辺に自生する広葉樹のドングリなどから、学校でまた自宅で苗木を育て、今回、その大切に育てられた苗木がエキスポ‘90みのお記念の森に植樹されました。

…FMタッキーさんのサイトから抜粋…

森の恩人に会った

himeひめさかき姫サカキの葉

 久しぶりに森の恩人RUUKさんに逢った。
本名はYさんというのだが、彼の飼っているトイプーの名前をとってルークさんと呼んでいる。
この人は実に不思議な人で、これまでの私の友人の範疇には
とても収まりきらない程の傑物だ。
 4年前、かつて山歩きなどしたことのない私に
トレッキングの初歩から、危険予知まで
森林についての限りないアドバイスを与えてくれた。
なんといっても都会人間のわたしを馬鹿にせず、
やさしい励ましをたやさず
ひとことひとことがこころにしみた…。
 おかげで、巡視員の仕事にねをあげず
以来、足かけ3年半にわたって、
このジョブを続けることができた。
文字どおり「森の恩人」である。

 第一回の山歩きからして、初トライの私には地獄のさただった。
登りが百メートルもつづくと息が上がって死にそうになる。
足が上がらないばかりか、小石にもつまづいてふらつく…。
 おまけに用意したトレッキングシューズが合わないのか
つま先が猛烈に痛んで、ほとんど感覚がなくなった…。
 途中なんど休ませてもらったか数えきれない。

 それでも彼は歩き方のコツを教えてくれながら
辛抱づよくわたしのよろよろ歩きを待っていてくれた。

 もちろん巡視の業務どころの騒ぎでなく、
山を降りた時は…絶息寸前といったありさま…。
 もうこれでは一年間この仕事を続けるのは無理…
と思ったのは正直な気持ちだった。
 その時フト思いだしたruukさんのひとこと
「履いてみてツマサキから1センチくらい余裕のある靴を
買いなさい。それもよいメーカーのものを…」

 その日帰宅して飲んだビールのうまかったこと…。
そして
「ならばruukさんが相棒なら何とかなるかも…」と
思いはじめた。
 翌日わたしが飛んで行ったのは自宅近くの
「スポーツデポ」
そして迷いなくリーボックの一番高いトレッキングシューズを買った。

…この項つづく…

ひさかきの花←ヒメサカキの花

 
プロフィール

ゆいつむに

Author:ゆいつむに
 …漢字では「唯一無二」…これを横文字では ” yuiits " と略す
 …浪華は大和川のほとりに棲息…ブログで書く2つのテーマ 以外に6つの顔を持ってる…。

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